kosakou’s blog

農業や農業機械について、まったり更新していきます~

ホームセンターで購入したチェンソーを直すの巻

お疲れさまです~ kosa です。

 

みなさんは、ホームセンターなど量販店で購入した機械の修理でお困りなったことはないでしょうか?

僕は修理依頼があれば、すべて引き受けています。

 

ホームセンターの機械でも、機械の構造はほぼ同じです。

(素材・耐久度などが低い部品も箇所もある。)

販売店や専門店で販売されている機械と共通部品等もありますから、ホームセンター仕様の機械が全くの別物って訳じゃないんです。(特別安価の輸入商品は別です。)

 

先日、量販店仕様のチェンソーの修理が

入りましたので修理風景を紹介します。

 

■修理機  RYOBIチェンソー

■修理内容 エンジンがかからない

 

さっそく不良箇所を見つけました。

(すぐに、わかりますよねw)

ハンドルの右手にある、プライマリーポンプのゴムが劣化して穴が開いています。

このゴム部品、破れすぎですよね~f:id:kosakou:20190606182006j:image

ちなみに専門店・量販店関係なく、プライマリーポンプ(ゴム部品全般)がついている機械は保管場所によって劣化具合が変わります。

保管場所としては直射日光が当ない場所や、湿気が少ない乾燥した場所を選ぶと良いと思います。また、パイプハウスなど中の温度が高温になるような場所も避けた方がよいでしょう。

 

これくらいの部品交換は朝飯前っ!
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(写真の角度悪すぎです~)

交換自体はそんなに難しい作業ではありませんし、ホームセンターでもリペア部品として販売している所もありますので、指先の器用な方は挑戦してみてはどうでしょうか?

 

ただ、プライマリーポンプと言っても今回のように、ゴムがポンプボディーと一体型のものありますし、ゴムのみを交換するタイプもあります。(草刈機など)大きさも数パターンありますので、ご自分で交換される方は注意してください。

また、分解をしながら、携帯などで写真をとっておくと安心して分解出来ますよ~

 

プライマリーポンプの交換は、なんなく終わりましたがポンプを数回押し込むとキャブレターからクリーナエルボに向けて燃料が出てきます。これでは、エンジンは始動しませんので、キャブレターを分解して確認します。

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④の写真のメインダイヤフラム(黒色のゴム部品)が、固くなってシワになっています。メインダイヤフラムの硬直が原因で、メインダイヤフラムが、燃料ニードル(キャブの中の燃料弁)を押しっぱなしにしていた事が分かりました。

 

キャブレターを分解掃除して、メインダイヤフラムを交換します。

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見た目でゴムの弾力の具合が違うのがわかりますよね。

キャブレターを組み付け後エンジン良好に始動しました!

 

2サイクルの農機具はエンジン部にも、ゴム部品が多く使用されています。上で書いたように保管場所によって部品の劣化も早くなりますので、条件のよい場所での保管をおすすめします。

 

使用頻度の少ない機械にはのように、マジックなどで印をしておくとスイッチの入れ忘れなども防げますよw

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この記事が少しでも、みなさまのお役に立てれば幸いです。

 

 

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