【農家の方に絶対役立つ!】混合ガソリンと混合オイルの豆知識!50:1?25:1?混合比?
お疲れさまです~ kosa です~
今回は、2サイクルエンジンの混合ガソリンの混合比について、まとめていきたいと思います!
2サイクルエンジンの構造を述べても、農家さんの為になりませんので、今回はあくまでも2サイクルエンジンの燃料である、混合ガソリンの使用方にについてアドバイス出来ればと思います~!
2サイクルエンジンが搭載されている農機
2サイクルエンジンが多く搭載されている農機は、草刈機・チェンソー・噴霧器・散布機
などがありますよね~
なかには、2サイクルエンジンの見た目でも、小型の4サイクルエンジンを搭載しているメーカーや型式も、ありますのでご注意を!
混合ガソリンの役割
混合ガソリンの役割を簡単に説明します。
エンジンは、混合ガソリンがプラグのスパークによって爆発しピストンが上下運動を始めます。
このとき、ピストンとシリンダーが擦れ合い摩擦熱を生じます。当然、摩擦を繰り返せば摩擦熱が上昇しピストン・シリンダーは、それに耐えきれず焼き付きを起こします。それを防ぐ為、ガソリンとオイルを混合した混合ガソリンを使用します。
オイルがピストン・シリンダーの潤滑油の役割をしているんです。
焼き付きを例にしますと、
仮に、体育館の床にスライディングをしたら脛などが床との摩擦で火傷しますよね。でも体育館の床が水など濡れていたら火傷はしません。(検証はしてないですよw)
水が、摩擦抵抗を減らし潤滑の役割となっているからです。
2サイクルエンジンの混合ガソリンの混合比
現在販売されている農耕用2サイクルエンジンは排ガス規制エンジンとなっており、50:1混合ガソリンの使用が推奨されています。
混合ガソリンの混合比って、なんか難しいですよね~
なので、50:1の混合比を紹介します。
50:1 混合比率
ガソリン 混合オイル
1L 20cc
5L 100cc
10L 200cc
20L 400cc
となります。
昔の農業機械は、混合比25:1推奨とキャップや機械に表記されていましたが、たとえ25:1表記となっていても、50:1の混合ガソリンを使用しても大丈夫です。
↓おすすめのオイルはこれです。
ハスクバーナゼノア2ストロークオイルLS+(1.0L)
環境先進国スエーデンのチェーンソーメーカー、ハスクバーナの純正オイルです。とにかく燃焼性・潤滑性に優れ排気煙が少なくなります。正しく混合して使用すれば機械のトラブルも少ないはずです。また、チェンソーだけでなく草刈機などの、農工2サイクルエンジンの機械にも使用出来ますので、これを選べば間違い無いと思いますよ。
LS+ オイルの容器は計量器と一体になっていますので別に混合容器を購入する必要はありませんよ。
↓混合が面倒な方に、おすすめ
中身は上の1Lと同じです。何が楽かと言いますと、これ1本を20Lに混合すればOKです!超絶に簡単です~ただ1Lに比べ、やや割高になりますので注意です。
↓きっちり計量したい方はこちら~ kosaも愛用
オイルは容器に入っていますので最後の一滴まで使い切るのは難しいですよね。きっちり混合比を確認したい!って方はこちらを使えば安心ですよ。
話を戻しますね~
現在の排ガス規制エンジンは推奨の混合比の混合ガソリンの使用をおすすめします。簡単に説明しますと、排ガス規制エンジンは、爆発によって出た排ガスを再度エンジン内に戻し再燃焼させる構造になっているものが多くあります。
オイル比率の多い25:1では、焼き付きなどの心配は少ないですが、その分不完全燃焼によるスラッジやカーボンが、エンジン内やマフラーに溜まり易くなります。
エンジンやマフラーに、スラッジやカーボンが付着するとエンジンの吹きが悪くなったりとエンジンの調子を損なう事が多くあります。なので、最近購入した機械が50:1推奨の機械ならやはり、50:1の混合比で使用してください。
ここがポイント混合オイルの種類
ここがポイントです!
混合オイルに規格(クラス)があるのってご存じでした?
FA 最低限の潤滑性能(現在廃止)
FB FAに比べ、潤滑性能に優れる
FC FBに比べ排気煙・排気系閉塞性に優れる
FD FCに比べ耐熱の性浄性が優れる
50:1の混合に推奨されているオイルは、FC(FD)です!最近はFBオイルはあまり見かけなくなりましたが、
ガソリンスタンドで混合ガソリンを購入する方、そこのスタンドがどのオイルを使用しているか確認した方がいいですよ~(因みに混合比も)
また、ホームセンターなどで混合オイルを購入している方、FCの表記を確認していますか?
すべての2サイクルエンジンに使用可能と、記載があってもFC(FD)とは限りませんし、中には規格の記載の無いオイルもあります。十分、ご注意下さい。
燃料豆知識
燃料の豆知識について記載しておきますね。
・燃料は、燃料缶で保管
・保管場所は、日陰で高温にならない場所
・燃料缶の底は使わない
◎タンク内結露により水が湧く
◎底は砂ゴミが溜まり安い
・燃料缶から直接給油しない
◎一度ジョッキなどに移し燃料を確認
農耕用2エンジンの修理は、燃料系の修理が殆どです。燃料を正しく保管し使用する事で、修理等は激減するはずです。ちなみに、レギュラーガソリンの使用ではなく、ハイオクガソリンで混合ガソリンを作れば、燃焼効率もあがるし、保管の際も燃料が劣化しにくいですよ!
うちのお客さんでハイオク混合ガソリンを使っている人は、ほとんどエンジン修理はないですね!
4サイクルエンジンでも同じですよ~
我が家の田植機は、ハイオクガソリンですしね!
毎年一発始動です~
まとめ
簡単に混合ガソリンの混合比・混合オイルについて、この2点をお守りください!
農耕用2サイクルエンジンの混合比は50:1を!
2サイクルエンジン用混合オイルは、FCのオイルを!
燃料保管は大切!給油際、鼻・目で燃料の確認を!
これだけでも、あなたの草刈機や噴霧機は修理も少なく末永く使用できると思いますよ~
※ご意見、私の誤認識がありましたらコメントよろしくお願いします。